スコの遺伝性疾患その2

先日、ケータイサイトを通じて相談のあったスコちゃんの続報です。

詳細は割愛しますが、折れ耳同士の交配であった事が判明し、
購入を見送ったそうです。

一般的な尾の形成異常(キンクテイル)であれば飼うつもりだったそうですが、
両親ともに折れ耳で「尻尾は短いけど、お耳はぺったりでしょ?」と言われ、
可哀そうだけど飼うことはできない、と断腸の思いで諦めたそうです。

スコティッシュフォールドはとても可愛い猫種で、性格もいいし飼いやすいし、
ペットには最適だと思います。

でも、元々は突然変異=一種の奇形です。
奇形である折れ耳を定着させるため、様々な試みが行われ、その結果、
折れ耳同士を掛け合わせると骨瘤その他の障害が出やすい事が判明しました。

骨瘤は人間のリューマチに似た症状で、現時点では完治せず、対症療法のみです。
痛みが酷ければ、一生痛み止めを投与することになるそうです。
また両親が折れ耳だと、内臓疾患その他の弱さも出やすいそうです。

「スコティッシュ=折れ耳」というイメージもあり、折れ耳同士をかければ
折れ耳の生まれる確立は高くなり、結果的に商売としては儲かるのでしょう。
でも障害を持って生まれて、一生苦しむのはネコなんです。

もしかして、運良く障害が出ないか、軽く済むかもしれません。
だからと言って、ネコに選ぶ権利がない以上、いくら高く売れるとしても、
危険な交配は人間が避けるべきだと思います。

折れ耳には立ち耳か、もしくはアメショーやブリティッシュショートヘアでも
血統書上は、ちゃんとスコティッシュフォールドとして認められます。

具体的な方法は今すぐ思いつきませんが、折れ耳同士の交配に対して
何らかのペナルティができればと思います。
血統書登録できないとか、プロの場合は処罰の対象にするとか。

未だに折れ耳同士をかけるブリーダーがいると聞いて、
昨日は(´・ω・`)ショボーン な夜でした。
立ち耳だって可愛いのに…(つд・)

ちなみに私の作ったケータイサイトです。
スコの遺伝についても載せてますので、良かったらご覧下さい。

スコティッシュフォールドと暮らそう!

コメント

  1. かばっちょ☆さん より:

    何とも寂しいですね!
    人間の欲によって生き物が苦しむのは
    心が痛みます。・゚・(*ノД`*)・゚・。

  2. プルチャム より:

    かばっちょ☆さん
    ホントに辛いですぅ。。。
    それでなくても、ペットって人気が出ると
    素人ブリーダーがテキトーな繁殖とかして
    売れ残ったり、障害が出たりするのに。
    一時期、シベリアンハスキーが人気が出て、
    でも扱いにくい犬種らしく、手放す人も多くて
    保健所に沢山収容されていたそうです。
    無知やエゴで人が生き物を苦しめるのは、
    辛いですよね(つд・)

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